守秘義務があるので審査内容など詳しいことは書けませんが、初めて審査会に行って感じたことなどをまとめておこうと思います。

そもそもなぜ理事でもない若手の私が審査会に呼ばれてしまったのか、実は間違いなのではないか?と不安になりつつも、今回は勉強の為にと思いながら行ってきました。
審査会はペン展と同じ会場の、東京都立産業貿易センター台東館の中で朝から行われました。
最寄りの浅草駅前には有名な雷門がありました。

都内に住んでいますが、実ははじめての雷門です。
集合の20分前には会場に到着しましたが、もっと早くいらしている先生も多かったです。
当然と言えば当然なのですが、ご高名な先生も多く、到着するとさらに緊張が増してきました。
あなたはどこのどなた?はじめていらしたの?心配しなくても大丈夫よ、と優しくお声がけくださる先生もいらっしゃり、私もこういう人になりたいなと感じていました。

お茶が配られ、会長先生や事務局の方のご挨拶が終わるといよいよ審査開始です。
審査自体は、目の前の作品を審査していくだけと言えばだけなのですが、相当な気力体力を要するものでした。
午前の審査が終わるとお昼ご飯のお弁当をいただきました(お昼はどうするんだろうと心配していましたが、おいしいお弁当が配られました)。

その後同じテーブルの先生と歓談したり、お土産のお菓子を配って下さったり、少しゆっくりとした休憩時間になりました。
私は都内在住ですが、多くの先生は都外から、新幹線や飛行機でいらしている先生、前泊後泊しなければ来れない距離の先生のお話も聞きました。
今回は何の準備もなかったため、お菓子をいただくばかりでしたが、次また呼ばれることがあれば、何か東京のお菓子でも持っていこうかと思いました。

午後の審査は、上位の賞を決める審査でした。
上位作品は見ごたえのあるものも多く、今後の指導の参考になりました。
どの作品も日頃真剣に学習してきた様子がわかるもので、審査ミスなどあってはならないとこちらも力が入りました。
全部の審査が終了したのは夕方。
その後の慰労会でも、日頃できないようなペン字講師ならではの歓談ができ、大変参考になりました。
美味しい食事をいただきながら、女子会のようでとても楽しかったです。
すべて終わって外に出ると夜の帳が下りはじめていました。
目の前のスカイツリーがとても美しかったです。
ご教示くださった先生方、お話しさせてくださった先生方には、感謝ばかりです。

出品された方も、されていない方も、
是非ペン展現地にお運びいただければと思います。

全日本ペン書道展(ペン展)
会期:2025年8月2日(土)~4日(月)
場所:東京都立産業貿易センター台東館(浅草駅から徒歩)
入場無料、事前予約不要