ペン習字を勉強するときに、必須ではないもののあると便利なのがライトテーブル(トレース台)です。
老眼で補助線が見づらい、夜になると補助線があまり見えないといった場合には、ライトテーブルを入れると、とても見やすくなります。
ただ、明るく設定してしまうと目が疲れてしまったり、線質が悪化したりもするので、なるべく暗めの設定でお使いになると良いでしょう。
昔はボックス型の蛍光灯入りで、数万円する高価なものでしたが、今は数千円程度でも薄く良質なものが購入出来ます。
オススメはトライテック社のトレビュアー(Treviewer)。日本製です。
Amazonやオンラインストアなどから購入すると良いでしょう。
似て非なる粗悪品も多数出回っているようなので、製品名や品番等も確認してみてください。
数年使っても、壊れたり、支障が出るほどの汚れや傷になったりすることはないので、保護シートなどはなくても大丈夫だと思います。
電源は専用のACアダプターが必要になります(本体についてきます)が、別売りのUSB電源ケーブル(黒いもの)を使えば、外出時にモバイルバッテリーで使用することもできます。
普通のペン習字用であればA4サイズで十分足ります。
私は、賞状筆耕をしたり、ペン展などの大きな作品を書いたりもするので、A4〜B2を使い分けています。
このトレビュアー、裏面に足がついていて、傾斜がつけられます。
漫画やカリグラフィーの場合は傾斜も良いのだと思いますが、ペン習字の場合はフラットの方が使いやすいでしょう。
裏面の白い足は、ドライバーで簡単に外れるので、是非外してお使いください。

ペン習字で使う場合は、ライトテーブルの上に透明のソフト下敷きを置いて、その上に補助線下敷き、お清書用紙を重ねます。
この商品の他にも、同じトライテック社から比較的最近販売開始された、トレビュアー・ライト(Treviewer lite)という商品もあります。
こちらはトレビュアーより安価で少し軽くなっています。
お教室に持ってくる方は、トレビュアー・ライトの方が多いようです。
TypeCで電源が取れる、本体に充電ができる(2時間のレッスンくらいであれば十分もちます)、軽い、やや安価、といったメリットがあります。
ただ、本体に元々傾斜がついていてフラットにできないので、完全にフラットにしたい方には不向きです。
また、TypeCで電源が取れるのですが、3A急速充電対応のTypeCのケーブルだと上手く充電出来ないようです。USB 2.0対応のType-Cケーブルが使えます。
私の使っている高速充電タイプのケーブルやモバイルバッテリーでは使えませんでしたが、ChargeSPOTのモバイルバッテリーでは使えました。
というわけで、ライトテーブルのご紹介でした。
目白教室にはお使いいただけるものがひと通り揃っていますので、お使いになりたい方は仰ってくださいませ。